商品レビュー

ふんわりとした若い緑の味わいが広がるお茶。テアニンも多めなので、ほっと一息つけるお茶。ふんわりと柔らかく、甘い味わいにくるまれた旨みが、ふんわりとじわじわ続きます。ふんわりとした感じのなかにあるスッキリとした感じは、高級煎茶と同じスッキリとした感じ。くつろぎの時にも、良き友になりそう。旨みもはっきりあるので、旨みの美味しい茶でもあります。

甘くて旨みがあって渋みがはっきりしていて、これはこれで平岡園さんらしいお茶。甘みの感じが上級煎茶と違う部分は、ほっこりとした薩摩芋みたいな甘さが強くなっているところ。透明感よりも、濃い質感。渋みはお湯の温度で変わりますし、濃さでも印象は変わります。お好みの味わいになるようお湯の温度や量を調整すれば、美味しいお茶に浸れるので、日常にこれでもかと言うぐらいにお茶に浸りたいときに、便利なお茶だと思います。

春の訪れの茶葉の芽吹きを嗜むお茶。春になって、伸び伸びとする茶葉の青々しさ、そして甘い味わいが広が、爽やかな渋みがやってきます。爽やかな新緑が、さっと口を駆け抜けます。余韻は、特上煎茶や高級煎茶の「桃」ほど強くはないけれど、しっかりあります。このお茶は、甘みよりも旨味が際立っていますが、爽やかな旨味で、春の芽吹きを感じます。2023年5月14日に記す。

甘く萌ゆる春の息吹を嗜むお茶。茶工場で薫る甘く青とした香りから、青々しさを爽やかさにした、春の息吹が口にじんわりと広がり、じんわりと去ってゆく。このお茶も余韻が強いです。特上煎茶に比べると、渋みは強いと思いますが、甘く爽やかな蒼さの方が渋さよりも強いです。渋みがあるからこそ、気持ちをしゃっきりできるかも。水出しにすると、何杯も何杯も何杯も飲めてしまいそうな美味しさだと思います。2023年5月14日に記す。

豊潤な旨み、爽やかな甘み、さっぱりと渋み、お茶って本当にいいもんですね！って思える、春の旨みの優等生なお茶。ちょっとお茶を一服して、お茶の春の旨みに浸りたいときとか、お茶を飲みつつ団らんの一時とかに、美味しいお茶っていいよね（にっこり）って、ひとときに旨みをくれるお茶だと思います。2023年5月7日ＧＷの最終日に記す。